2025/03/04

雪かきによる腰痛を防ぐために

 

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雪かきで腰痛になられる方が増えています。

そこで今回は、雪かきをする際の腰痛予防についてお話しさせていただきます。す。

岩手県の雪質の変化

 

近年、岩手県の雪の質が変わってきているのを実感している人も多いのではないでしょうか。

以前はサラサラとした軽い雪が多かったのですが、最近は湿り気を含んだ重い雪が増えています。これは、平均気温の上昇が影響していると考えられます。

この変化に伴い、雪かきの道具も適したものを選ぶ必要があります。重い雪には、それに適した道具を使わなければ、効率が悪くなるだけでなく、身体への負担も大きくなります。

 

雪かきの道具の違い

 

重い雪に適した道具の代表格は、北陸地方でよく使われているスノーダンプです。北陸のスノーダンプは、立ったまま押しながら前進できる設計になっています。設置面が均等に接地するため、無理なく押し進めることが可能です。

一方、岩手県で一般的なスノーダンプは、まず雪に刺してから持ち上げて運ぶという使い方をします。この方法だと腰を曲げる動作が多くなり、腰に負担がかかります。特に、雪が重くなると、この負担がさらに増してしまいます。

また、スコップを使った雪かきも、重い雪には適していません。北陸地方ではスコップは主に屋根の雪下ろしに使われますが、岩手県では軽い雪を削るようにして使うことが多いです。しかし、重い雪をスコップで扱おうとすると、体全体に大きな負担がかかり、腰痛を引き起こしやすくなります。

 

腰痛の原因と予防策

 

雪かきによる腰痛の主な原因は、次の3つです。

1. 重い雪を持ち上げる動作
腰を曲げて重い雪を持ち上げることで、背筋に大きな負担がかかります。

2. 雪を押しながら歩くことによる圧力
雪を押す際に力を入れると、筋肉が固くなり、腰痛につながります。

3. 鍛えられていない筋肉への負担
特に背筋や腹筋が弱いと、腰に負担が集中しやすくなります。

このような腰痛を防ぐためには、以下のポイントを意識しましょう。

 

適切な道具を使う

重い雪には、押すタイプのスノーダンプを使うのが効果的です。

– 正しい姿勢を意識する
腰を曲げすぎず、膝を使って雪を持ち上げるようにしましょう。

– 筋肉を鍛える
普段から腹筋や背筋を鍛えておくことで、腰への負担を軽減できます。

 

腰痛になったらどうする?

 

もし雪かきの後に腰痛になってしまった場合、放置せずに適切なケアを行うことが大切です。ほとんどの腰痛は筋肉の緊張による「筋緊張性腰痛」と呼ばれるもので、病院で診断を受けても「骨には異常なし」と言われることが多いです。

腰痛を和らげるためには、

– ストレッチをして筋肉を緩める
– 腹筋を鍛えて腰への負担を減らす
– 軽い運動を取り入れ、血行を促進する

といった方法が有効です。特に、足を揺らして緩めるストレッチは即効性があり、1~2日で改善することもあります。

 

まとめ

 

岩手県の雪質の変化に伴い、雪かきの方法や道具を見直すことが重要になっています。重い雪を無理にスコップで処理しようとすると、腰に大きな負担がかかり、腰痛の原因になります。

雪かきをするときは、

1. 適切な道具を使う
2. 腰に負担をかけない姿勢を意識する
3. 普段から筋肉を鍛える

といった点に気をつけましょう。

また、万が一腰痛になった場合でも、適切なストレッチや筋肉のケアを行うことで、痛みを軽減することができます。これから春に向かい雪は少なくなりますが、重い荷物を持つ際にも同じことが言えます。普段から予防策を意識し、腰痛を防ぐ生活を心がけていきましょう。

 

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