2025/03/18
転倒防止が健康寿命を左右する!今日から始める予防策

健康に気をつけている方は多いですが、転倒のリスクを意識している人は意外と少ないのではないでしょうか。
1. 転倒がもたらす深刻な影響
糖尿病や高血圧などの病気を予防するために薬を飲んだり食事に気を遣う方は多いものの、寝たきりの原因として最も多いのが「転倒による骨折」であることはあまり知られていません。厚生労働省も転倒防止の重要性を強調し始めています。
2. 高齢者の骨が折れやすい理由
骨は年齢とともに弱くなります。成長期には骨に栄養を送る血管が多く、傷ついても回復しやすいのですが、年齢を重ねると血管の数が減少し、骨の修復能力が低下します。そのため、高齢になると骨折しやすく、治りにくくなります。特に足の骨を折ると、長期間歩けなくなり、その間に筋力が衰えてしまうのです。
3. 転倒が寝たきりのきっかけに
転倒により足を骨折すると、体重をかけることができず、長期間の安静が必要になります。すると、筋肉がどんどん衰え、歩くことが困難になり、最悪の場合、寝たきりになってしまいます。20代の頃と現在の筋力を比べてみてください。明らかに衰えていることを実感できるはずです。この筋力低下を防ぐことが、転倒予防には欠かせません。
4. 転倒を防ぐために必要なこと
転倒を防ぐためには、単に歩くだけでは不十分です。バランス能力や体幹を鍛えることが重要です。転倒の主な原因はバランスを崩した際に体勢を立て直せないこと。日常的にバランストレーニングを取り入れることで、つまずいたときに踏ん張る力を養うことができます。
5. 具体的な転倒防止トレーニング
転倒を防ぐためのトレーニングには、以下のようなものがあります。
– 片足立ち(10秒間キープを左右交互に)
– スクワット(ゆっくりとした動作で膝に負担をかけずに行う)
– つま先立ち歩き(ふくらはぎの筋力を鍛える)
– バランスボール運動(座って体幹を鍛える)
これらの運動を日々の生活に取り入れることで、転倒リスクを大幅に減らすことができます。
6. 転倒防止に投資する重要性
転倒して骨折し、介護が必要になると、多くのお金と時間を費やすことになります。それよりも、予防のために適切なトレーニングを行い、健康な生活を続ける方が、より快適で充実した人生を送ることができます。
特に、60歳を超えると誰でも転倒リスクが高まります。女性は50代からリスクが増すため、早めの対策が重要です。「私は大丈夫」と思わず、今からできる予防策を始めましょう!
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