おならが一つのサイン　骨盤底筋と便失禁の問題とは？

骨盤底筋が弱まると、尿失禁だけでなく、便失禁になる可能性も高まるということをご存知でしょうか？

骨盤底筋の役割と便失禁の問題

 

骨盤底筋は、骨盤内の臓器を支え、排尿や排便のコントロールに不可欠な筋肉群です。この筋肉が弱まると、便やおならのコントロールが難しくなり、便失禁や不意のおならが発生することがあります。特に、自覚がなくおならが出てしまう場合は、骨盤底筋の機能低下のサインかもしれないため注意が必要です。

便失禁は特に高齢者や出産を経験した女性に多く見られます。年齢や身体的な要因から、骨盤底筋が弱まると、排便時のコントロールが難しくなることがあります。しかし、この問題は老化や体の変化だけに留まらず、早期に適切な対策を講じることで大きく改善できる可能性があります。

便失禁の現状

 

便失禁の発生は高齢者に限らず、若い世代でも見られることがあります。骨盤底筋が弱くなると、おならや便をコントロールできなくなるため、早期の対応が重要です。無意識におならが出てしまう場合、これは体が筋力低下を警告している可能性があるため、恥ずかしがらずに適切な対策を始めることが大切です。

骨盤底筋が弱まる原因として、妊娠・出産や長時間座り続ける生活習慣、運動不足などが挙げられます。これらの要因により筋肉が衰えると、排便時のコントロールが難しくなるだけでなく、日常生活において不意のおならや便失禁が発生するリスクが高まります。

 

骨盤底筋の強化方法とレッドコードを活用したトレーニング

 

骨盤底筋の強化にはいくつかの方法がありますが、注目されているのが「レッドコード」を使ったトレーニングです。レッドコードは、スリング（吊り具）を使って、筋肉を効果的に鍛えるためのエクササイズ器具です。骨盤底筋に対してもこの器具を使うことで、無理なく効果的に筋肉を刺激し、強化できるというメリットがあります。

レッドコードを用いたトレーニングは、骨盤底筋を支える他の筋肉とのバランスも同時に鍛えることができるため、全体的な筋力アップにつながります。作業療法士の指導のもと行えば、特に安全かつ効率的に骨盤底筋を鍛えることが可能です。

日常生活では、自宅で簡単にできる骨盤底筋トレーニングとして「ケーゲル体操」がよく推奨されます。これに加えて、レッドコードのようなサポート器具を使ったトレーニングを取り入れることで、さらに効果的に筋力を向上させることができます。

 

相談の大切さ

 

尿失禁や便失禁に悩む方々の多くは、恥ずかしさから相談をためらいがちです。しかし、これは決して珍しい問題ではなく、専門的な対処法が存在します。フィジオセンター盛岡では、こうした悩みに対処するための知識と経験が豊富にありますので、気軽に相談できる環境が整っています。

失禁の問題は生活の質に大きく影響するため、我慢せずに早めに医療機関に相談したり、フィジオセンターにいる専門家に相談することが重要です。医師の適切な診断を行い、トレーニング方法や生活習慣の改善策を提案してくれるため、問題を放置するよりも早期に対応することで改善の可能性が高まります。

便失禁や尿失禁の改善は、適切なケアとサポートを受けることで可能です。恥ずかしがらずに、一歩踏み出して相談することが、健康な生活を取り戻す第一歩となります。